皆さん、こんにちは。
佐藤まゆみです。

アメブロの“恋と仕事の心理学”金曜日は、
恋と仕事のライフプロデュースです。

本日、9月2日の記事を担当しています。

今回は親子関係のことを書いてみました。
親が高齢なって来ると、どうしても
昔の繰り言が多くなってきます。

多少のことは仕方ないとは言え、あまりに
頻繁だとうんざりしてしまうものです。

そういう時に、こんな考え方があること
を知っておいてもらえたらなと思います。

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あらゆる人間関係の中で、
親子というものは切っても
切れないもののように思います。

子どもの頃の影響は絶大ですが、
成人し自分も人の子の親として生活
するようになっていたとしても、
親の考え方や行動は無視できない
ですね。

親と、それなりに良い関係性を
築いて来れたという人は良いの
ですよ。

若いころは親に反抗もしたけれど、
今はすっかり落ち着いて、お互いに
気兼ねなく関われているのなら言う
ことはありません。

ところが子どもの頃、両親の仲が
悪くていつもケンカが絶えなかった。

どちらにも味方することも出来ず、
子どもながらに親に気を使い
「良い子でいなければ。」
と思い、思春期になっても反抗する
ことも出来ずに来た人もいること
でしょう。

ただただ自分を抑え我慢ばかりして
きた人にとっては、今は老いた親
とのかかわり方に悩むのではない
でしょうか?

愚痴なんて聞きたくない思い

今年の夏は行動制限がなくなって、
久しぶりで実家に里帰りした人も
いらっしゃると思います。

顔を合わせて話するのは、圧倒的
にお母さんであることが多い
でしょうね。
窓と植物
でも、最初は良いのだけれど、
そのうちいつものように昔話に
なって、愚痴が始まったとしたら
どうでしょう?

例えば
お父さんが家庭を顧みない人で
離婚し、女手一つで苦労して
子どもたちを育ててくれた場合。

今は落ち着いて暮らしていることを、
素直に喜んでくれれば聞いてる方も
気が楽ですよね。
けれど、親子の気安さで延々と
過去の不満を言われることがあります。

子どもたちのために必死になって
やっていたのに、さほど感謝されて
いる気がしないとか
姑がきつい人ですごくいじめられたとか
お父さんがあんな風になったのは、
「お前が悪い」と言われたとか

愚痴っぽい人は被害者意識が強いです。

お母さんが苦労したのは確かだし、
あれやこれや言っているのだから
ちゃんと聞いてあげようという気は
あっても、つい耳をふさぎたくなって
しまいます。

大人のあなたは、そこをグっとこらえて
言われたことの一つ一つに丁寧に答えて
あげたいんです。

ところが「でも」、「だって」の
オンパレード。
結局最後はケンカになって、
「あ~あ、またやっちゃった!」と、
後味の悪い思いをします。

これは対面の時だけでなく、
長文メールを送りつけてくるような
場合でも同じかもしれません。

お母さんの気持ち

こちらとしては、何とかしてあげたい
思いもあって言われたことに対して
正論で答えようとします。

「そんなこと言うけど、
あの時は仕方なかったんだよ。」
「そんなに悪い方にばっかり、
取らなくても良いんじゃない?」
みたいな感じですね。

けれど、お母さんが望んでいるのは
正論ではないんです。
多くの場合、【ただ、聞いて欲しい】
のです。

愚痴を言う人の心理を紐解いてみると、
いつも不満が渦巻いているんですね。

時には、良いこともあったはずなのに、
そこは「問題なし」としてスルーして
ちょっと気に入らないことは、繰り返し
考えてしまいます。

良いことも、悪いことも、ものごとは
意識すればするほど拡大していくんです。
だったら良い方を、もっと意識すれば
いいのに、悪いことばかり。

もう、思考回路がそうなってしまって
いるんですね。

なので、そこで「だから違うってば」
などと言っても、とても聞き入れて
もらえません。

特に、過去の出来事は繰り返し
思い返しているうちに自分で
被害者ストーリーを作ってしまって
いますから今さらどうしようもありません。

人は自分の考えを否定されたくないもの

本当にどうしたものかと思いますね。
ここで大事になってくるのが、
相手の言うことを否定せずに聞く
ということです。

人って、つくづく自分の考えや意見を
否定されるのがイヤです。
たとえ思い込みが激しくて、つじつまが
合わないような話であったとしてもです。

「否定せずに聞く」
というのは、決して同意しているわけ
ではありません。
ただ、
『この人の考えていることはこうなんだな。』
と思いながら聞いているんです。
そこに、否定も肯定もありません。

だって、その人の考えを聞いて知った
だけなんですから、自分とは違って
いても良いわけです。

そこで、知っておいて損はない言葉が
あります。
それは、
「ああ、そうなんだ。そう思ってたのね。」

これって、相手の言っていることに
反応はしていますが、ジャッジでは
ないんですね。

ところが不思議なことに、それでも、
そう言われたほうはちょっと気持ちが
落ち着くんです。
それだけでも、受け入れられた感が
あるからかもしれません。

考えてみれば、さほど愚痴っぽい人で
なくても、自分の考えや意見を頭から
否定されるのはイヤなものです。

自分が逆の立場になった時を
思い起こせば、同じことが
言えそうです。

話すことを、ただ否定せずに聞いて
もらえただけで、負の感情は抜けて
いきやすくなります。

そのステップがあって、初めて
「考えてみたら、私もあの時は
ああするより仕方なかった。」
などと、考える余裕が出てくるんですね。

私も超高齢の母と暮らしていますので、
“心理学で学び得たことは自分の生活に
生かしてなんぼ”
と思いながら日々実践しています。

高齢の親御さんに接してムカッと来た
ときに、このことを思い出してもらえ
たら幸いです。

最後までお読みくださって、
ありがとうございました。

゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
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